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2026年10月更新

日本人のための韓国正規留学ガイド

韓国の大学で学位を取る「正規留学」は、語学留学とは入り方がまったく違います。出願資格からTOPIK、スケジュール、費用まで、日本の受験生が最初に知っておくべきことを順番にまとめました。

正規留学と語学留学の違い

語学留学は大学付属の語学堂(韓国語学校)で韓国語を学ぶもので、学位は出ません。正規留学は大学の学部に入学し、4年かけて学位を取ります。

日本から入学する場合、ほとんどの人が外国人特別選考(外国人特別入試)で出願します。韓国人の受験生とは別枠の定員外選考で、共通テストのような筆記試験はなく、書類審査が中心です。一部の大学や学科では面接や実技があります。

語学堂から大学へ進む道もある

語学堂で韓国語を学んでから外国人特別選考に出願する人も多くいます。ソウル大学校のように、TOPIKの代わりに韓国の大学付属語学堂の4級修了を認める大学もあります。

出願資格

  • 本人と両親がともに韓国籍でないこと。韓国との二重国籍の人は対象外です。
  • 日本で高校を卒業している、または卒業見込みであること。小学校から高校までの12年課程が基本です。
  • 語学の条件を満たすこと。韓国語(TOPIK)か英語のスコアを求める大学と、スコアなしで出願できる大学があります。

在日韓国人で韓国籍の方は外国人特別選考の対象にならず、在外国民選考など別の枠になる場合があります。家族の国籍が絡む場合は、出願前にご相談ください。

入学時期とスケジュール

韓国の大学は3月入学(春学期)と9月入学(秋学期)の年2回、外国人を募集する大学が多くあります。

入学時期出願の時期(目安)合格発表(目安)
3月入学前年の7月〜11月。上位校ほど早く、7〜9月に締め切ります10月〜翌1月
9月入学同じ年の春ごろ(大学によって大きく違います)夏ごろ

2027年3月入学では、ソウル大学校が7月、高麗大学校が8月、延世大学校と漢陽大学校が9月に締め切りました。毎年の日程は各大学の要項で確認してください。

日本の高校3年生は「卒業日」に注意

日本の高校は3月に卒業しますが、韓国の大学の3月入学は3月初めに始まります。多くの大学は2月末までの卒業を条件にしています(例:亜洲大学校は2027年2月28日まで)。一方で延世大学校や梨花女子大学校は、日本の学校に限って2027年3月の卒業を認めています。高校3年生で3月入学を目指すなら、出願先ごとに要項のこの一文を確認しましょう。合わない場合は、9月入学が現実的な選択肢になります。

韓国語(TOPIK)の条件

TOPIK(韓国語能力試験)は1〜6級で、日本国内でも年に数回受験できます。大学の条件はおおむね次の3つに分かれます。

スコアなしで出願できる

梨花女子大学校、中央大学校の多くの学科、延世大学校(韓国語か英語の証明があれば可)、韓国外国語大学校(スコアがなければ面接)など。

出願にTOPIK 3級

成均館大学校の韓国語トラック、亜洲大学校(独自試験も可)、ソウル大学校(語学堂4級修了でも可)など。

英語で学ぶ

延世大学校UIC、KAIST、成均館大学校の英語トラック、高麗大学校の国際学部など。TOPIKの代わりに英語スコアを求めます。

スコアなしで合格しても、入学後にTOPIK 3〜4級に届くまで韓国語課程を受ける、あるいは専攻の授業を始められない大学が多くあります。卒業にTOPIK 4〜5級が必要な大学もあります。詳しくは大学一覧で比べられます。

学費・ビザ・奨学金

項目目安
出願料7万〜20万ウォン程度(ソウル大学校7万ウォン、延世大学校20万ウォン)
学費(1学期)国立のソウル大学校は約244万ウォンから。私立は学科により大きく違い、漢陽大学校は約528万ウォンから
学生ビザ(D-2)2,000万ウォン以上の預金残高証明を求める大学が多い(延世大学校は2,200万ウォン以上)
奨学金入学時のTOPIKの級で初学期の学費が減免される大学が多くあります。例:梨花女子大学校はTOPIK 4級で一部、5級で半額、6級で全額

金額は2027年入学の各大学の要項・公式資料にもとづく目安です。為替や学科によって変わります。

今からやること

  • 希望の入学時期を決め、出願先の候補を3〜5校に絞る
  • TOPIK(または英語試験)の受験日を決める
  • 高校に英文の卒業(見込み)証明書・成績証明書を依頼する
  • アポスティーユの手続きを確認する(書類とアポスティーユ)
  • パスポートを用意し、両親のパスポートの写しと戸籍謄本を準備する
  • 自己紹介書・学業計画書の下書きを始める